日本に早くも金メダル誕生です。
トヨタ自動車と米自動車大手ゼネラル・モーターズが25日明らかにした今年上半期の世界販売実績によると、トヨタが昨年トップのGMを上回り、上期では2年ぶりに世界一の座に返り咲きました。
トヨタは昨年、東日本大震災の影響による大規模な減産で3位に転落しましたが、年間での首位奪回に向けて販売が順調に回復していることが明らかになりました。上期のトヨタの世界販売は、ダイハツ工業と日野自動車を含むグループ全体で前年同期比34%増の497万台と過去最高となり、GMは3%増の467万台で、トヨタを30万台下回ったものとなりました。
また、昨年2位だった独フォルクスワーゲン(VW)は9%増の445万台でした。
トヨタは、昨年の落ち込みの反動で、北米やアジアなど主要市場すべてで大幅増となり、国内ではエコカー補助金によって需要が伸びたことも追い風となったことが今回の結果となったものです。
一方、GMやVWは、欧州市場の不振や、中国市場の成長鈍化が響き、増加率は微増という結果になりました。
経済の明るいニュースが少ない中、我が国にとっては喜ばしきニューではないでしょうか。
今後も景気の旗振り役として、他の企業を引っ張っていってほしいものです。
(2012/07/26 10:41)