日本版401Kってご存知ですか?
日本版401Kとは、企業が拠出した掛け金を従業員が運用する確定拠出年金制度です。
これまで退職金は「在籍期間×単価」で出された定額が支給されていたのが一般的でした。
これからは運用実績如何によりもらえる退職金額が増減するという制度が日本版401Kと呼ばれる確定拠出年金制度です。
日本版というくらいだから、オリジナル版が存在するわけですがそれはアメリカ版がお手本とされています。
新制度では、従業員本人が掛け金を追加拠出できるようにすることを盛り込み、約4割の日本版401kを持つ企業が、この新制度を検討していることがわかりました。
政府は、この制度の創設を含む年金確保支援法案を5日に閣議決定しており、今国会で成立すれば、2012年1月から実施が可能となります。 「老後に向けた資産形成を支援するために必要な制度」「加入者の参加意識が高まる」など、この制度を評価する声が多かった一方、「社内の業務が煩雑になる」とする懸念の声も一部にあった模様です。
「気がついたら、退職金が半分しかなかった」などといったことの無いように運用したいものです。 世界的に観て日本人は資産運用があまり得意ではありませんので、これからは個人の金融知識レベルを上げていくことが課題になりそうです。
退職金も自己責任により増減する時代が、もうすぐそこまできています。
(2010/03/16 10:05)