倍増
5年後の自分の賃金は、5年上の先輩がいまもらっている金額よりも高くなると予想する正社員は、1割しかいないとの調査結果を、連合系のシンクタンク「連合総研」がまとめたそうです。
3人に1人は、先輩ほど賃金はもらえないと予想し、脱デフレをめざす安倍政権が賃上げを経済界に求めていますが、働き手には期待感が乏しいものとなっているようです。
この調査は、4月1~6日に、企業で働く関東・関西の10都府県の男女2千人にインターネット調査で尋ねたもので、日銀が大規模な金融緩和を発表した期間とちょうど重なります。
このうち、20~50代の正社員に、5年先輩の賃金に5年後に追いつけるかを尋ねた質問では「かなり上回る」「やや上回る」の合計が男女とも1割前後でした。
一方、「やや下回る」「かなり下回る」の合計は男女とも3割超で、40代以上の男性では、約4割が先輩に届かないと予想したそうです。
なんだかやる気が無くなるような調査結果ですが、
現実はともあれ、せめて気持だけは「倍増」といきたいものです。
(2013/5/14 10:35)