本日発表の企業物価指数は13カ月連続の下落です。
日本銀行が先ほど発表した1月の国内企業物価指数は、102.4で前年同月に比べ2.1%下落し、13カ月連続で前年を割り込みました。
下落率は、過去最高だった昨年8月から5カ月連続で縮小しましたが、日本銀行は「需要低迷や競争激化は続いており、このまま下げ止まるか判断は難しい」とコメントしています。
品目別では建設向け需要の低迷で、鉄鋼が前年比17.3%、情報通信機器が8.2%、電力・都市ガス・水道が18.6%それぞれ下落し、逆に石油・石炭製品は24.2%、非鉄金属は22.9%上昇しました。
指数の下落幅は、資源価格の上昇などで前年比での縮小が続きますが、「国内での製品安の傾向は続いている」状態です。
今年1月の毎月勤労統計調査による平均給与額が0.1%上昇して、上げ局面かと思いきや企業の物価指数が下がるということは、今後の消費者物価指数を押し下げることにがります。
消費者物価指数が下がり続けると、物価が下がり、供給過剰の状態になり、デフレスパイラルの懸念がされます。
最近お給料が0.1%以上あがった方へ
「貯めてばかりでお金を使わないと、経済活動がうまく循環しませんよ。」
わたしも小銭ですが、日本経済の発展ために、思い切って使おうと思います。
(2010/3/10 10:55)