社員応募条件に「紹介状」が必要です!
岩波書店が2013年度の社員募集要項で、社員や著者の紹介を応募条件としたことが、ネット上などで波紋を呼んでいます。
同社は「あくまで応募の際の条件で、採用の判断基準ではない」としていますが、いかがなものでしょうか。
岩波書店は今年1月、ホームページ上で応募資格に「著者の紹介状あるいは社員の紹介があること」と明記しました。
2月に入り複数のメディアで「応募条件はコネ」などと報道され、小宮山洋子厚労相は3日の閣議後の会見で「早急に事実を把握したい」とコメントしたそうです。
6日に岩波書店側は「いわゆる縁故採用・コネ採用は行っていない」との見解を発表し、「紹介は昔からあり、一時一般公募に切り替え、去年から紹介に戻した。今年は掲載の仕方を変えたため、不本意な形で話題になってしまった。数人の採用予定に対して応募は1千人を超え、応募者を絞り込むための措置であり、希望者が努力を尽くしても紹介が得られない場合は採用担当に相談してほしい」と説明しているそうです。
最初からホームページのような誰でも見れる媒体での募集をしなければ、こんな騒ぎにはならなかったことでしょう。
縁故採用や、紹介者採用は実態としてどの会社でも存在しうるものです。
応募に当たりホームページ使う際には、悪い印象を持たれないような表記を心掛けなければいけませんよね。
(2012/2/8 12:59)