耳の痛い話
新型コロナウイルスワクチンの3回目接種後の中和抗体量について、
飲酒の習慣がある人はない人より約15%少ないとの研究結果を、国際医療福祉大の感染症疫学の准教授の先生がまとめたそうです。
3回目接種に飲酒が与える影響に関する大規模研究は国内初とのこと。
2021年11月から大学関係者約1000人を対象に研究を開始し、今回は同3~5月に2回接種を受け、12月に米ファイザー製ワクチンで3回目接種を受けた21~77歳の男女187人について、感染を防ぐ中和抗体の量などを示す抗体価を調べたそうです。
飲酒習慣がある人は無い人と比べ、3回目接種後の抗体価が平均で約15%低かったようで、今回の調査では飲酒量は調べなかったとのことでした。
抗体価は男女で差はなく、喫煙者は非喫煙者より低い傾向が出たようですが、飲酒による影響よりは小さかったようです。
ワクチン接種による免疫強化について、飲酒は一般的に悪影響を与えることが知られています。
同大学の先生によると「コロナワクチンの場合も、飲酒による肝機能の低下や免疫細胞の約7割が集まる腸管への負担などが影響し、抗体価の上昇が妨げられたのでは」と指摘しているそうです。
外に飲みに行くことが憚られる日が続いている昨今、「家呑み」にまで追い打ちをかけるような話です。
せめてもの楽しみ・・
何も気にせずに思い切り堪能したいものです。