育児休業の在り方について議論している労働政策審議会(厚生労働相の諮問機関)の分科会が12日開かれ、
厚生労働省は、現在は原則子ども1人につき1回だけとなっている育休を、2回に分けて取れるようにする案を示しました。
夫婦が交互に休めるようにするのが狙いで、妻の出産直後に夫が休みやすくする「男性版産休制度」の創設と合わせ、男性が育児しやすい環境を整備するものです。
今後、詳細を詰めて年末にまとめる報告に内容が盛り込まれる見通しです。
現行制度では、夫が出産後8週間までに取った場合に限って2回目を取得できることとなっており、今回厚労省が示した案では、これとは別に子どもが2歳になるまでは、夫婦がそれぞれ分割して取得できるようにするものです。
休みを取り合うことで夫の育児時間を確保できるほか、妻の職場復帰の負担を減らす効果も見込まれるます。
分割した場合、1回の休みは数カ月程度を想定しているとのことです。
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