厚生労働省は今月17日、自営業者らが加入する国民年金について、2011年に実施した保険料納付状況などに関する調査結果を公表しました。
それによると、09〜10年度の2年間に、保険料をすべて納付した完納率は、前回08年調査時の43.4%から5.0ポイント減の38.4%となり、過去最低を更新したものとなりました。
また、国民年金の未払い保険料を過去10年までさかのぼって納めることができる後納制度の利用者は2012年11月末時点で、33万4928人であることが昨日30日に分かりました。
日本年金機構が想定する人数の2割弱にとどまっており、現時点で同制度の利用は低迷していると判断できそうです。
3年間の時限措置ということもあり、同機構は今後、市町村の協力を得るなどして制度の周知策を強化するようです。