労働組合加入率が、過去最低の17.9%となりました。
厚生労働省が18日発表した2012年の労働組合基礎調査よりますと、雇用者に占める組合員の割合を示す組織率は前年比0.2ポイント低下の17.9%と過去最低となりました。
これまで低い年で07、08、11年の18.1%だったものです。
厚労省は「正社員が減り、組織率の低いパートタイム労働者が増えたため」とみています。
組合員数は0.7%減の989万2000人、3年連続のマイナスとなり、組織率の比較的高い製造業や公務員の組合員が採用抑制の影響などで減少したものとなったようです。
一方、パートの組合員は7.9%増の83万7000人、全体の組合員に占める割合は0.7ポイント上昇の8.5%と、いずれも過去最高を更新したものです。
卸売・小売業などで加入が進んだようです。