来春卒業予定の大学生の10月1日時点の就職内定率は63.1%で、前年同期を3.2ポイント上回ったものとなりました。
文部科学省と厚生労働省が、本日発表したものです。
文科省は「東日本大震災の影響が和らいだことと、大企業にこだわらない学生が増えてミスマッチが解消しつつあるのが要因ではないか」とみているようです。
アンケートは、国公私立62校の4770人を抽出し、例年、10月、12月、2月、4月の4回実施しています。10月時点の内定率は、2008年秋のリーマン・ショック以降、2年間で約12ポイントも下がり、10年は過去最低の57.6%でしたが、その後は2年連続の上昇となりました。
今年は女子が63.2%(5.5ポイント増)に伸び、男子の63.0%(1.3ポイント増)を上回りました。
調査を始めた1996年以降、10月時点で女子が上回ったのは08年に次いで2度目で、文系理系別では、文系62.4%(2.7ポイント増)、理系66.8%(6.2ポイント増)でした。