労務管理に関する調査結果を3つ後紹介します。
有給休暇の消化率は、正社員が低い結果になりました。
2012年11月5日に発表された労働問題のシンクタンクの連合総合生活開発研究所の調査の第24回「勤労者の仕事と暮らしについてのアンケート調査」では、年次有給休暇をおおむね消化できている正社員は約2割にとどまることが分かりました。
契約社員やパートなどの非正規社員では、約4割でした。
連合総研は「正社員に比べて女性の比率が高いことが、影響しているのでは」と話しているそうです。
9月の製造業の残業時間、2か月連続でマイナスになりました。
厚生労働省が31日に発表した9月の毎月勤労統計調査によると、事業所規模5人以上の製造業の所定外労働時間は前年同月比4.2%減りました。
減少は2か月連続で、製造業の所定外労働時間は足元の景気動向を示しており、最大の輸出先である中国の景気減退などを背景に、生産活動が縮小していることが響いています。
傷病手当金の支給、精神疾患が最多になりました。
全国健康保険協会(協会けんぽ)は、病気やケガで会社を休んだときに支給する傷病手当金の給付状況をまとめました。
2011年は精神疾患で給付を受けた会社員が一番多く、全体の26%を占めました。2番目はがんの19%で、循環器の疾患が11%で続きました。鬱病やストレスで会社を休む人が増えており、メンタルヘルス対策が急がれます。