所得税、相続税のお話です。
2015年から裕福な人の所得税率を引き上げたり、相続税がかかる人を増やしたりするようです。
消費増税で低・中所得の人たちの税負担が重くなるのに合わせて、裕福な人への増税も必要と判断したものです。
党税調の総会で、今月中にも正式に決まるようです。その後、自民、公明両党との3党協議で調整し、12月に決める13年度税制改正大綱に盛り込まれる見込みです。
相続税はまず、課税が免除される遺産額(基礎控除)を今より4割ほど少なくして、相続税がかかる人を増やすもので、亡くなった人のうち相続税がかかる割合は1987年には7.9%でしたが、10年には4.2%に減っていることをうけたものとなりました。
相続税増税は、地価が下がって遺産額が減り、相続税をすべて免除される人が増えたことが要因のようです。