企業で働く会社員やパート従業員が、2011年の1年間に受け取った給与の平均は、409万円で、前年を3万円下回ったことが、国税庁の民間給与実態統計調査でわかりました。
男性の平均は504万円、女性は268万円でした。
1年間を通して働いた人は、前年より14万人増え、4566万人で、女性は12万人増えて1835万人となり、過去最多だったそうです。
年収100万円以下の女性が、24万人増えており賃金低迷が続く中、夫の収入を補うため妻が働きに出るケースが増えているとみられています。
また、会社が支払った給与の総額は0.7%増となり、一方で源泉徴収した所得税額は、年少扶養控除の廃止などで7.7%増となっており、会社員にとって収入増の実感は乏しい形になったものでした。