総務省が31日発表した労働力調査によると、全国の6月の完全失業率は4.3%と前月に比べ0.1ポイント低下したものとなりました。
改善は2カ月連続です。
一方、厚生労働省が同日発表した6月の有効求人倍率は、前月比0.01ポイント上昇の0.82倍と13カ月連続で改善した結果でした。
人手不足感が強い医療や福祉の求人が引き続き旺盛だったようです。
東日本大震災の影響が大きかった岩手、宮城、福島の3県はいずれも1倍以上となりました。
労働力調査の就業者は27万人増の6272万人、完全失業者は8万人減の281万人でした。
総務省統計調査部は、失業率改善について「景気の持ち直しが続く中、新たに仕事を探し始めた人たちが、医療や福祉などの分野に就業したため」と分析しているそうです。