東日本大震災で、大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県で、来春卒業予定の高校生に対する地元企業からの当初求人が、昨年同時期比で2倍以上になったことが、3県の労働局への取材で分かりました。
震災の影響で落ち込んだ昨年同時期比だけでなく、一昨年比でも上回っており、各労働局では、企業の再建が進んで復興需要が増えたことや、労働局側が早めの求人を企業に依頼したことが早期の求人増につながったとしています。
来春卒の高校生に対する求人の受け付けは、先月20日から始まり、地元企業からの求人は、受け付けからの5日間で、年度全体の4分の1程度が集まるそうです。
各労働局によると、宮城県では、受け付けから土日を除く8日間で、県内企業からの求人は2029人と、昨年同時期比2・1倍になり、岩手県でも5日間で992人と同2・3倍、一昨年同時期比では2・8倍に伸びたものとなりました。
福島県でも5日間で、昨年同時期比2・8倍の836人となりました。
それぞれ正社員募集で、被災地の企業からも求人があり、業種では、製造業、建設業などが目立つということです。
製造行は、日本の要の産業です。
被災地より日本中へ元気を与えてくれるニュースです。