大学にハローワーク設置へ。
政府の雇用戦略対話の作業部会は15日、大学生や高校生の就職を支援するための「若者雇用戦略」の骨子案をまとめました。
ハローワークの窓口を大学に設置することや、学校と企業を仲介して仕事に関する教育を支援する「地域キャリア教育支援協議会(仮称)」を都道府県ごとに設けることを盛り込んだものです。
大学のハローワーク窓口では、学生の目が届きにくい地元の中小企業やベンチャー企業を積極的に紹介し、雇用のミスマッチ解消を目指すものです。一方、地域キャリア教育支援協議会では、労働制度に詳しい専門家や地元の経済人を講師として登録させ、高校や大学に派遣して、職業教育を1年生の時から実施することとしています。
同協議会は各都道府県の教育委員会などに設置することを想定し、学生らが職場体験できる企業の開拓も進めるようです。
「就活」ではなく、職安での求職者活動「求活」なる言葉が、新しく生まれることとなるでしょう。
(2012/05/16 16:08)