厚年基金廃止、廃止も「選択肢」
小宮山洋子厚生労働相は15日の閣議後記者会見で、AIJ投資顧問の年金消失問題を検証する民主党の作業チームが、厚生年金基金制度を将来的に廃止すべきだとする報告書をまとめたことについて、「あらゆる選択肢を視野に入れており、排除されるものではない」と述べました。
今後、厚労相はAIJ問題の対応策を議論するために設置した有識者会議の報告を踏まえ、厚年基金制度の在り方を最終判断する模様です。
国家のお墨付きでスタートした厚生年金基金制度ですが、1度の事件で廃止へと追い込まれようとしています。
制度として加入員には、手厚い制度ですが、手厚い裏でまったく現実離れの運用が行われているとなると、1発レッドカードに匹敵するということでしょうか。