総務省が27日発表した労働力調査によると、3月の完全失業率は4.5%で、前月と同じでした。
厚生労働省が同日発表した3月の有効求人倍率は、前月を0.01ポイント上回る0.76倍で、10カ月連続で改善したものとなりました。
失業率はここ数カ月、4%台半ばで一進一退が続いており、3月は、男女別では男性4.9%、女性が4.1%となって、完全失業者数は、前月比1万人減の297万人、就業者数は同17万人減の6271万人でした。
東日本大震災の影響で、昨年3〜8月の失業率はこれまで、福島、宮城、岩手の被災3県分を含んでいませんでしたが、3県分を推計して加えた結果が新たに公表されました。
4.6%だった昨年6、7月の失業率が、いずれも4.7%に修正されたものとなりました。