今年10月からの環境税導入などを盛り込んだ2012年度の税制改正法が30日、参院本会議で賛成多数で可決、成立しました。
今春で期限切れになるエコカー減税は、対象車種を絞った上で3年間延長するほか、自動車重量税は5月から燃費性能などに応じて軽くなります。
環境税(地球温暖化対策税)は今年10月から、石油など二酸化炭素を出す化石燃料にかかる石油石炭税に上乗せする形で導入されます。
納めるのは業者ですが、ガソリン価格などに転嫁されて消費者が負担することになる見通しです。
環境省の試算では、段階的な上乗せが終わって完全に価格転嫁されれば、1世帯あたり月100円ほどの負担増になる予定です。
節約意識が高まることに期待する一方、税収は太陽光発電の普及策などにあてるようです。