百貨店売上高が、15年連続減少。
日本百貨店協会が19日発表した2011年の全国百貨店売上高は、6兆1525億円と既存店ベースで前年比2.0%減となり、15年連続で前年実績を下回ったものとなりました。
長期的な顧客離れに加え、東日本大震災後の消費低迷も響き、ピークだった1991年の約3分の2の水準に落ち込んだものでした。
商品別に見ると、主力の衣料品が婦人服、紳士服とも振るわず2.6%減、宝飾品や化粧品など雑貨は2.5%減、食料品は1.0%減となりました。
地域別では、増床競争が活発化した大阪を除き、東京が3.3%減、被災地の仙台は1.1%減となり、主要都市は軒並み前年割れとなりました。
ただ、年の後半を中心に復興需要に支えられ、下げ幅は10年の3.1%減から縮小したものとなり、同協会の小豆沢幸照常務理事は「震災後の落ち込みが長期化することも懸念したが、消費は比較的底堅く、回復に向かっている」とみています。
そういえば私もインターネットで服を買うようになって、百貨店で買い物することがほとんど無くなりました。