9月の消費者物価は0.2%上昇。
総務省が28日発表した9月の全国消費者物価指数は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が前年同月比0.2%上昇の99.9となりました。
上昇は3カ月連続となり、上げ幅は前月と同じで、総務省は「大きな動きはなかった」と評価しています。
テレビの値下がりがペースダウンし、航空運賃が上昇した一方、ガソリン価格の上昇幅が縮小したことが起因しています。生鮮食品を含む総合指数は、前年同月と同水準、食料・エネルギーを除く指数は0.4%低下しました。
一方、物価動向の先行指標とされる10月の東京都区部CPI(中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合で99.8となり、前年同月比0.4%低下し、昨年10月のたばこ増税と傷害保険料引き上げによる物価押し上げ要因が消えたため、9月よりマイナスが拡大した結果となりました。