2011年度の国民年金の月額保険料は今年度より80円下がり、1万5020円になることが決まりました。
1961年度に国民年金制度が始まって以来、保険料が下がるのは初めてです。
長引く不況やデフレによって賃金や物価が下落したことが影響したものです。
2004年の年金制度改革で、国民年金保険料は毎年4月に280円ずつ引き上げられ、2017年度以降は1万6900円に据え置くことが決まっていますが、実際の上げ幅は各年度の2年前までの賃金や物価の変動に応じて調整される仕組ですので、物価や賃金の変動により今後も国民年金保険料は上下する可能性があります。
ちなみに厚生年金の保険料率は、毎年0.354%ずつ引き上げられ、2017年以降は18.3%に据え置かれることとなっております。