日銀短観とは、日本銀行が毎年3、6、9、12月の年4回、全国の大企業から中小企業まで約1万社を対象に行っているアンケート調査のことです。正式名称は「企業短期経済観測調査」といいます。
企業の景気認識を把握するのが狙いで、2010年3月の日銀短観は、調査対象企業を見直した新基準を採用し、業種分類も変更されています。
足元や先行きの景況感のほか、設備投資計画、資金繰りなどについて聞き、企業規模や業種ごとに分けて集計、指数化します。景気動向を占う上で重要な経済指標とされ、日銀の金融政策の重要な判断材料となるものです。株価やその他金融商品も、少なからずこの指数の影響を受ける重要な指数です。