厚生労働省が1日まとめた「労働安全衛生基本調査」によると、メンタルヘルスの問題で、連続1カ月以上休んだ労働者がいる事業所は全体の5.9%で、5年前の前回調査の2.6%から大幅に増えた結果となりました。
厚労省は、この間、景気低迷で人員削減が進み、職場内のストレスが高まったためと見ているそうです。
昨年10月末時点の状況について、10人以上の従業員がいる全国8742事業所と、そこに勤める労働者1万1557人が回答したものです。
メンタルヘルスが理由で過去1年間に退職した労働者がいる事業所は2.8%、退職か休業した人のいずれかがいる事業所は7.3%でした。
休業後に職場復帰した人がいる事業所は3.7%で、一方、職場復帰のルールを就業規則などに定めている事業所は21.6%にとどまりました。
規模の小さい事業所ほどルールがなく、個別に相談して決めているのが現状です。
今の世の中、人と人との関係が希薄になることで、心の病は増えています。
話せば解決することやすっきりする事を、少しずつためていった結果「病」となるのなら、
赤ちょうちんで誰かに相談しながら解決する方が、どれだけ健康的で人間的な過ごし方ではないかと思います。