工員200人、屋上で「自殺する」…

 
中国湖北省武漢の電子機器メーカーで、待遇の改善を迫る工員約200人が工場の屋上にのぼり、「飛び降り自殺する」と訴えているそうです。


同社の広東省深せんの工場では、一昨年から未遂も含めて19人が自殺を図っており、頭を悩ませているそうです。
メーカーは台湾系の「富士康」で、目撃した社員らによると、25日朝から2階建て工場の屋上に工員がのぼり始め、夜にかけて200人以上になった模様です。
パソコンの外枠をプレス加工する部門などの20歳前後の工員で、沿海部の工場から職場が移転したことに伴って基本給が下がり、仕事が増えて残業しても手当が出ないことに不満を募らせたということです。

 

この工場では、1月にも約150人が飛び降り自殺をほのめかす事件が起き、武漢市長が現場に駆けつける騒ぎがあったそうで、その後は基本給を200元(約2600円)引き上げていたようです。

残業手当が支払われないからといって集団自殺をはかるなどとは、日本人にはちょっと無い感覚です。

経済の発展が、生活の向上と比例していない結果、自殺という究極の選択肢を選んでしまうのでしょうか。

20代の若者が、実に残念な話です。

(2012/4/27 14:14)


 

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