希望退職者、270人を最終募集・・・未達なら整理解雇?!
会社更生手続き中の日本航空は25日、11月上旬を期限に、パイロットと客室乗務員計270人の希望退職を募集する方針を固めました。
日本航空は9月以降、同日までに2回の希望退職を募集しましたが、応募者数が目標を下回ったため最終措置として3次募集を実施しました。
それでも応募者数が目標に達しない場合、一方的に雇用契約を解除する「整理解雇」に踏み切る方向です。
日本航空は8月末に東京地裁に提出した更生計画案に、今年度中にグループ人員1万6000人強を削減する方針を盛り込みました。
この実現に向け、日本航空本体では約1500人を削減することとし、全職種を対象に9月と10月の2度にわたって希望退職を募集しましたが、25日の最終締め切りではパイロットと客室乗務員の応募が、それぞれ140人前後目標に足りなかったものです。
もし整理解雇となると、4つの整理解雇要件を満たしているかが問われるところとなります。
(2010/10/26 9:46)