今月28日で退位するローマ法王ベネディクト16世は24日、
日曜恒例の「正午の祈り」に臨みました。
約600年ぶりとなる存命中の退位と、後任を選ぶ「コンクラーベ」で熱を帯びる報道に、法王庁(バチカン)が釘を刺すなか、最後の「正午の祈り」には約10万人が集ったそうです。
法王は、サンピエトロ広場を望む宮殿の窓辺に立ち、「主は私に、今まで以上に祈りと黙想に専念するよう求めました。しかし教会を投げ出すわけではありません。私の年齢と力に応じたやり方で奉仕し続けます」と話し、七つの言語で、信者に感謝の意を伝えたそうです。
平和な、穏やかな世の中が続くことを願っての祈りなので、信徒だけでなくひとりひとり、できることからはじめて、何事も平和的に解決したいものです。
(2013/2/25 17:01)