雇用ミスマッチのお話です。
復興などで公共事業が増えたため、全国の建設業者の35%が人手不足に陥っているそうです。
なかでも東日本大震災の被災地は、64%の業者が人手不足になっているそうです。
安倍内閣は、14日に衆院を通過した今年度補正予算案に、景気対策のための公共事業を盛り込見ましたが、人手不足で工事が進まないばかりか、被災地の復興をさらに遅らせるおそれもあるのが現状のようです。
東日本建設業保証など3社が、昨年10~12月の状況を全国の主な2483社に聞いた結果では、建設作業員が確保できているかどうかを聞いたところ、35%の業者が「困難になっている」と答えました。
60%は「変化なし」でしたが、「容易になっている」と答えた業者は5%しかなかったそうです。
岩手、宮城、福島など被災7県では、64%が「困難」と答え、「容易」はわずか4%となったそうです。
予算がついても、そこで働く人がいなけば、「絵に描いた餅」になってしまい、復興支援にも繋がらなくなります。
雇用のミスマッチも高齢化が進むと、力仕事での労働力の確保が難しくなってきます。
とても難しい問題ですが、対策は早めに打たないと、時間経過と共に、予算すらつかなくなってしまい兼ねません。
(2013/2/15 12:27)