連合と経団連の労使トップが本日29日、東京・大手町の経団連会館で会談し、2013年春闘がスタートしました。
今春闘で、連合は「年齢や勤続年数に応じて賃金を上げる定期昇給の確保に加え、基本給に手当などを含めた給与総額の1%引き上げ」を要求しました。
一方、経団連は、定昇の延期や凍結の可能性もあるとの厳しい姿勢を崩していないものです。
会談で連合の古賀伸明会長は、「デフレからの脱却には、春の労使交渉の結果もカギを握っている。働く者の意欲を維持するためにも、自社というミクロのレベルを超えて考えてほしい」と賃金引き上げの重要性を強調したとなりました。
これに対し、経団連の米倉弘昌会長は「自社の存続と発展、雇用の維持・安定を確実なものとするため、労使で危機感を正しく共有し、建設的な議論を尽くしたい」と述べるにとどめたものとなりました。
景気も上向き、賃金も上昇するかつての 「○○景気」 と呼ばれた時代が、また来てほしいものです。
(2013/1/29 12:18)