政府・与党は、中小企業の従業員やその家族が加入する全国健康保険協会「協会けんぽ」に対する国の財政支援策について、2013年度も現行の支援策を継続する方向で調整を始めたそうです。
田村厚生労働相は就任後、読売新聞などのインタビューに対し、協会けんぽの保険財政について「今までやってきたことを戻すわけにはいかない」と述べ、支援策を継続する考えを示しました。
協会けんぽの保険料率は、高齢化による医療費増加で3年連続で引き上げられ、12年度は全国平均で10%に上昇しました。
政府は、10年7月から12年度までの支援策として
〈1〉国庫補助率の13%から16・4%への引き上げ
〈2〉現役世代が支払う後期高齢者医療制度への拠出金に対する大企業の負担増
で対応してきたものでした。