牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーは、アルバイトの賃金未払いなどを巡って団体交渉を求めていた労働組合と全面的に和解したようです。
これは、ゼンショーがアルバイトと労組に解決金を支払い、団交拒否を謝罪したもので、今後は団体交渉に誠実に応じるというものです。
アルバイト店員らが加入する「首都圏青年ユニオン」と代理人が、25日に会見して明らかになりました。
問題のきっかけは、「すき家」のアルバイトが、労働組合に加入して、残業代の支払いを求めたことで、ゼンショーは「首都圏青年ユニオンは労働組合ではない」などと主張して、2007年から団体交渉を拒否していたものです。
東京都労働委員会、中央労働委員会は団体交渉に応じるように命令したため、命令取り消しを求める行政訴訟を起こしたものでした。
これからは、未払い賃金についての交渉が開始されます。
(2012/12/26 11:27)