忘年会の季節ですね・・・
徳島県鳴門市の老舗酒造会社「本家松浦酒造場」は、熟成酒「鳴門鯛 大麻 霧のしずく」(720ml)を1本30万円で予約販売を始めたそうです。
現在の酒税法では販売できないアルコール度数25度の清酒で、法改正前に醸造された製品への特例を適用して限定500本を販売するそうです。
同社は「もう二度と造ることができない幻の酒」とPRしています。
米と水だけを使い、生のまま低い温度で霧状にして、水よりも軽いアルコールや香気成分などを集め、水より重いたんぱく質や脂質などを取り除く独自技術「霧造り製法」により開発したものだそうです。
2006年の酒税法改正で、アルコール度数が22度を超える日本酒は清酒として販売できなくなり、同社は仕込んだ酒の一部を秘蔵していたそうで、法改正前の製品に対する特例措置で、「雑酒2」と表示することで、販売が可能になったとのことです。
火入れせずに熟成させた酒は、淡い黄金色に変化し、濃密で、口に含むと甘みとうまみが膨らむそうで、甘く芳醇な香りで、余韻を楽しめるそうです。
松浦素子社長いわく、「地域の話題となり、まちおこしにつながれば」と話しているそうです。
1本30万円の清酒に合う肴を探すが大変な、宴になりそうな1本です。
(2012/12/5 9:37)