日本航空の稲盛和夫名誉会長は、23日、日本外国特派員協会で講演し、「リーダーが明確なビジョンを持ち、それを実現するという強い思いを持つことが必要だ」と強調したそうです。
その上で「社員の心に火を付け、全社員が持てる力を存分に発揮できるようにすれば、日航が短期間で復活したように多くの企業が新たな発展の道を歩める」と力説したようです。
2010年に経営破綻した日航の会長に就任後、現場を訪れて乗務員や整備員らに日航再建の意義を訴え続けた稲盛氏は、「大事なのは目に見えない社員の意識、社風、企業文化」が持論だそうです。
一番難しいことを、事も無げに言うところが稲盛会長ならではですね。
(2012/10/24 11:41)