オーストラリア政府は、豪州東部2州と首都キャンベラでコアラを絶滅危惧種に指定すると発表したそうです。
同国環境省によると、指定地域内で生息数が急減しているためで、今後は周辺の鉱山や住宅地などの開発を制限し、保護に取り組むそうです。
コアラの生息地は、豪州に限られ、全土で減少しており、19世紀前半にヨーロッパからの入植が本格化する前は全土に1千万匹が生息していたとされますが、環境省専門委員会の推定によると、1990年には43万匹、2010年には20万匹と急減しており、すでに8万匹を下回るとの報告もあるそうです。
世界的に人気のある動物で、オーストラリアのシンボルともいえる愛くるしいコアラですが、ここまで深刻な状態だとは知りませんでした。
これからも、なんとか共存していきたい限りです。
(20112/10/23 14:31)