交通事故や旅行中のけがに保険金が支払われる傷害保険の保険料が、早ければ来年度にも平均15%値上げされる見通しになりました。
値上げ幅は、2002年度以降で最大で、その主な要因は、保険金の支払額が増え、集めた保険料との収支が合わなくなったためです。
保険料率の目安を示す「損害保険料率算出機構」が傷害保険料を15%値上げする案をつくり、13日に金融庁の審査を通ったものです。
これから損保各社は、実際の値上げの検討に入ります。
大手を中心に値上げに踏み切る可能性が高く、値上げの理由としては、05年度以降、事故後に障害が残って高額の保険金を支払うケースが増えたことや、けがをした時の平均通院日数が増えたことがあるそうです。
算出機構は同じ理由で09年度にも平均14.8%の値上げ案を出し、これにそって損保各社は値上げしていました。
物価や賃金は上げ止まっているのに、保険料や税金は上がる一方です。
せめて民間保険の保険料は下って欲しかったです。
(2012/6/14 13:56)