経済産業省が全国10電力会社の電力販売による収益を調べたところ、家庭向け電力が販売量の約4割しかないのに、利益の約7割を占めていることがわかりました。
一方、販売量の約6割を占める企業向けは、利益の約3割しかありませんでした。
企業向けに比べ、家庭向けが割高になっているからだそうです。
経産省は、10電力の2006~10年度の販売電力量、電気事業による売上高と利益を調べたところ、5年間平均では、販売電力量は家庭向けが38%、工場など企業向けが62%で、売上高はそれぞれ49%(7兆2千億円)、51%(7兆5600億円)でした。
一方、利益は家庭向けが69%(4300億円)、企業向けが31%(2千億円)と逆転したものとなりました。
ちなみに、東京電力で家庭向けが利益の91%を占めたものとなりました。
07年の新潟県中越沖地震で原発が止まって、天然ガスなどの燃料費がかさみ、利幅の小さな企業向けの利益が少なくなったからだそうです。
私も含め、個人の零細事業者から、91%もの利益率で送電していたなんて、あいた口が塞がらない話です。
良いお客さんには、それなりのサービスしてほしいと考えるのは、私がまだまだ未熟者だからでしょうか・・・
(2012/5/23 11:31)