日本を取り巻く地域地で、物騒な話です。
スウェーデンのストックホルム国際平和研究所は19日、2007~11年の5年間の武器取引量について、過去5年間比較で24%増となり、武器輸入国のトップ5には、インドをはじめいずれもアジアの国が入ったと発表しました。
それによると、世界最大の輸入国はインドで、全体の10%を占めました。
2位以下は韓国で6%、ついでパキスタンと中国でそれぞれ5%、シンガポールが4%となりました。
地域別ではアジア・オセアニアが44%、欧州が19%、中東が17%です。
中国に関しては、前5年間は世界最大の輸入国だったものの、国内軍需産業が力をつけてきたことや、武器輸出が増加したことと相まって輸入量が減少しているとみられています。
中国の武器輸出量は、前の5年と比べて95%増となり、英国に次いで世界6位の輸出国になっそうです。
輸入国だった中国は輸出国となり、中国製の武器が世界中を席巻する日が、近いかもしれません。
(2012/03/20 14:02)