欧米での出来事です。
フェイスブックに代表されるインターネットの交流サイト(SNS)が、離婚理由にからむ 「フェイスブック離婚」 が海外で注目されています。
フェイスブックとは、原則としてユーザーが実名で登録し、顔写真も公開したうえで近況を書き込んだり、写真を投稿したりできる交流サイトです。
仲間との情報交換や、同窓生と旧交をあたためたりするのに適し、日本国内で500万人、世界中で8億人が利用しているとされており、かく私も登録済みで、先ほども旧友と会話したばかりです。
このフェイスブックが主因となる「フェイスブック離婚」について、「該当するケースが急速に増えている」という調査結果が、アメリカとイギリスで報告されています。
全米婚姻関連弁護士会が、アメリカ国内で2010年に行った調査によると、弁護士会に所属する81%の弁護士が、「SNS上で交わされた会話などを離婚訴訟の証拠として使うケースが、過去5年間で増加した」と回答しています。
離婚に関する情報提供を行っている専門サイト「離婚オンライン」によると、2011年の離婚訴訟で提示された訴状5000通中、33%が「フェイスブック」という単語を含んでいたそうです。
これら離婚に至ったケースで上位を占めたのは、
(1)フェイスブックで異性に不適切なメッセージを送っていたのが発覚した
(2)別居中の夫婦がフェイスブック上で相手を罵倒した
(3)配偶者の行動についてフェイスブックの友人から報告を受けた。
となっています。
どうやら直接の原因が、フェイスブックあるようではありませんね。
お互いのモラルの問題で、適度に楽しむぶんには離婚まではいかないようです。
(2012/3/9 15:31)