社会保険加入者の適用範囲をパート年収65万円以上へ。
民主党は9日、厚生労働部門会議の医療介護・年金合同作業チームを開き、パート等短時間労働者への厚生年金と企業健保の適用拡大策について大枠を固めました。
現行では、労働時間が「週30時間以上」となっている適用基準を「週20時間以上」に緩和した上、全ての事業所で6カ月以上働く年収65万円以上の人を対象とするものです。
これにより、新たに300万人以上が加入義務が生じます。
今後は厚生労働省と詳細を詰め、今国会に関連法案を提出する予定です。
一気に適用を拡大すると、企業が納める保険料負担が増えるため、2015年度以降段階的な実現を目指すものとなっています。
これまでパートタイマーを多く抱えていたサービス業などは、企業負担増が予想されます。
景気浮上の灯りもまだ見えないのに、 「増税に負担増」 とまるで”中小企業いじめ”です。
先に国民年金の3号被保険者問題を解決してから、負担増を打ち出して欲しいですね。
永田町のどこかに、全体をみながら舵をとれる人、いませんか?
(2012/02/09 13:43)