「馬鹿のいないロシア」
そんな名前のインターネットサイトをメドベージェフ大統領が開設する方針です。
このサイトの目的は、官僚主義的な公務員や行政機関を、国民に告発させるのが目的だそうです。
複数の地元メディアが報じたところによると、サイトは間もなく開設され、利用者は公務員や行政機関のひどい仕事ぶりを実名を挙げて投稿し、サイト運営側が投稿データに基づいて地域ごとに「馬鹿の平均値」を算出し、公表するというもので、悪質な場合は罰則も検討されているそうです。
ロシアでは、公務員の非効率で官僚主義的な仕事ぶりが問題となっています。
行政手続きが複雑で時間がかかり、賄賂の授受も珍しくないそうで、これは旧ソ連時代からの悪弊が続いていると言われています。
サイト開設の背景には、与党による下院選の不正投票疑惑や、プーチン首相とポストを「交換」することへの批判を「官僚たたき」でかわす狙いもあると見られていますが、インターネットでは、「『馬鹿』の中にメドベージェフとプーチンを入れよう」など、冷ややかな見方も広がっているそうです。
何処の国も、今公務員に対しては、風当たりが強いようです。
これも世界景気が芳しくないことから、怒りの矛先が安定職業である公務員に向くのでしょう。
景気が良くても悪くても、収入が変わらないとなると、やりがいや目標を見失いそうで、
生まれ変わっても、私にはなれそうにありません。
(2012/1/19 14:27)