ご存じですか「年明けうどん」?
麺と赤い具で 「紅白」を演出したうどんです。
今年の正月、スーパーやコンビニで「年明けうどん」という商品を見かけたり、購入したりした人もいるのではないでしょうか。
讃岐うどんで有名な香川県で提唱され、全国に広まりつつあそうです。
日清食品は、今年の正月用に、カップ麺「日清のごんぶと」の期間限定商品として、カマボコやタイのつみれが入った「年明けうどん」を発売しました。
別商品の「どん兵衛」では、2010年の正月から梅干し入りの年明けうどんを全国で販売し、好評を得ているそうです。
大手コンビニのセブン―イレブンやローソンでも、10年正月から、レンジで温めるタイプの年明けうどんを全国で販売し、人気だそうです。
そもそも、年明けうどんとは何でしょう?
香川県の製麺業者などで作る「年明けうどん普及委員会」は、「元日から15日までに食べる、赤い具を添えたうどん」と位置づけているそうです。
香川県では、正月をはじめ、家族や知人が集まる場で、うどんを振る舞う慣習があり、讃岐うどん関係者らが「年越しそばと並ぶ行事として全国に広めよう」と、09年の正月ごろから使い始めたらしいです。
ロゴマークも作り、全国の製麺業者などに無料で提供しているそうです。
太くて長いうどんは、長寿を祈る縁起物、白いうどんに赤い具を添えれば紅白でめでたいというアピールが受けてか、全国に広まっているみたいです。
年明けうどんは家庭でも簡単につくれ、赤い具は、カマボコ、エビの天ぷら、梅干し、ニンジンなど何でもよいそうです。
普及委員会は昨年9月、年明けうどんのレシピコンテストを開催し、エビの天ぷらと卵を載せた「初日の出うどん」、オリーブオイルと麺つゆでスパゲティ風に仕上げ、タコの天ぷらを載せた「ひっぱりダコうどん」などが受賞したそうです。
これからはうどんとそばの両方を食べることが、年末年始の恒例行事となりそうですね。
ラーメン好きの私としては、これにラーメンが加われば年中「麺づくし」となりそうです。
(2012/1/4 20:48)