小中学校の教科書内容が変わります。
東日本大震災と、東京電力福島第一原発の事故を受け、来年度の小中高校の教科書の多くが書き換えられるようです。
文部科学省によると、中学の教科書では全体の3割で訂正申請が出されています。
なかでも原発については、安全性の記述が弱まり、負の側面を教える記述が増えたそうです。
文科省によると、来年度発行予定の教科書は小中高で計約1300点、このうち106点について震災・原発事故関連の訂正申請があり、認められたものでした。
原発関連は、これまで効率の良さや温暖化への影響の小ささの記述が目立っものでしたが、訂正後は負の側面の記述を大幅に増やした教科書が多いものとなりました。
放射線への関心の高まりを受け、放射線の強さと体への影響の関係を示した図や「暫定規制値」といった言葉、「シーベルト」の説明などを書き加えた教科書もあるようです。
なかには放射線の影響を「将来のがんの発症の原因となったり、被曝量が大きい場合には、急性の障害を引き起こすこともある」と説明がつけられたものもあるそうです。
小学生の頃から、正しい知識を身につけることで、将来のエネルギー問題の解決に繋がってほしいものです。
偏った考えや見方をすれば、それだけ視野が狭くなり選択肢も少なくなり、解決できることも出来なくなりますから。
(2011/12/16 11:34)