北海道・北陸・九州の整備新幹線、未着工の3区間が認可へ。
民主党は14日、整備新幹線の未着工の3区間(北海道、北陸、九州の各新幹線)について、早ければ年内にも着工を認める方針を固めました。
早ければ来夏以降に建設を始めたい意向です。
着工が認められているのは、北海道新幹線の新函館―札幌(211キロ)、北陸新幹線の金沢―敦賀(113キロ)、九州新幹線の諫早―長崎(21キロ)の各区間で、事業費は計2兆7500億円となっています。
これまでは財源の確保が課題となっていましたが、6月の法改正で、JRが毎年支払っている線路などの使用料を建設費用にあてられるようになったもので、国の公共事業費もあてることで、財源のめどがついたとのことです。
これまでの新幹線の建設期間は約10年でしたが、3区間については15~25年に延ばすことも検討しているそうです。
2兆円以上の税金等が必要な公共工事として、今回の区間だけでは全区間とならず、数年後には継ぎ足し区間に何兆円もの国費が必要となります。
国政として、この類の工事を認可するのは、景気が上向きで、消費も旺盛な時勢のことで、今本当に必要な工事でしょうか。
東北地方の幹線道路の整備や、遮断された鉄道の修復、がれきの処理などにあてることは、出来ないのでしょうか。
特急列車が走っているところに新幹線を通す予算があるくらいなら、消費税増税しなくても財政は間に合っているのではないですか?
(2011/12/15 10:27)