震災後の品不足でスーパーマーケットや、コンビニエンスストアに特需。
大手スーパー、コンビニエンスストア各社の2011年8月中間決算は、東日本大震災後の品不足と身近な店での買い物志向の高まりで、販売価格や売り上げが改善し、ほぼ全社の連結営業利益が、前年同期比で2桁増となりました。
ずっと前年割れを続けていたこの業界にとっては、震災が思わぬプラス要因をもたらすこととなりました。
原発事故に伴う電力不足に備えた扇風機や、クールビズ関係衣料などの需要増も追い風となり、08年秋のリーマン・ショック後に落ち込んでいた消費は一時的に回復の動きをみせたものです。
同じサービス関連業界では旅行や観光が軒並み減少傾向なのに比べて、在宅関連の消費は旺盛だったようです。
引き続き「節電」に関する商品は、この冬も活躍しそうです。
(2011/10/07 10:51)