家計と愛煙家にしわ寄せがきます。
年収500万円の世帯で、年間3600円の所得税の負担が増えそうです。
政府と民主党が27日決定した復興増税案は、たばこ税を使って所得税などの増税幅を圧縮する案を軸とした内容です。
所得税と個人住民税の増税幅は政府税調案の中では最も低く、夫婦と子ども2人の標準世帯で平均的年収500万円なら負担増は年3600円となります。
その分を、愛煙家に一層の負担を強いる形となっています。
民主党税調案は、所得税の上乗せ幅を税額の4%とし、個人住民税の均等割(現行年4000円)を500円引き上げ、この結果両税の増税が重なる5年間は、夫婦と子ども2人の世帯なら年収300万円で年1000円増税となり、年収1000万円なら年2万7200円の負担増となる計算です。
これに加え、愛煙家がいる世帯には、たばこ税の増税(1本2円)がのしかかります。
1箱(20本入り)で40円の増税となる計算で、実際の販売価格はさらに上がる見通です。
たばこ税は昨年10月に1本3.5円と過去最大幅の引き上げを実施したばかりだけに、葉タバコ農家や関連業界だけでなく、愛煙家の反発は必至です。
増税ありき始める復興案には賛成出来兼ねますが、いくらかの負担は致し方ないかと思います。
本当に復興に役立ててほしいと思うだけです。
(2011/09/28 10:18)