これが現状です。
東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島の3県沿岸部で、入院や手術などの診療を制限している病院が、今も3割あることが朝日新聞社の調査で分かりました。
医療機関の復旧は進んでいますが、元の水準の医療を取り戻すにはまだ時間がかかりそうです。
震災から1カ月後、4月中旬時点の同様の調査と比べ、病院の診療制限は43%から30%に改善し、入院機能(病床ベース)は74%から83%に戻りましたが、現在も沿岸部だけで2570床の入院ができないとのことです。
岩手の県立4病院や、宮城の石巻市立病院など、地域医療の中核だった3県11病院が全壊し、仮設診療所などで外来診療は始めましたが、入院や手術には十分対応できていないそうです。
時間と共に記憶が薄らいで行きがちですが、被災地では、今も深刻な事態は変わっていません。
ひとりひとり何が出来るかを考えて、自分にできる「復興支援」をしていきたく考えます。
まず、現状が未だ復興中であることを、「忘れない」ことから始めたいと思います。
(2011/9/7 10:18)