まだまだ夏なのに、今冬のお話です。
新型インフルエンザが発生した場合、半年以内に全国民分のワクチンを生産できる見通しがたったとの厚生労働省の発表ありました。
従来の方法では、1年半から2年かかるとされていた人工培養した動物の細胞を使う方法で、大幅に短縮できたとのことです。
化学及血清療法研究所、北里第一三共ワクチン、武田薬品工業、阪大微生物病研究会の4社が対象です。
これには、12年度中に生産工場を建設し、薬事法の承認を得るのに必要な臨床試験(治験)実施のための費用が補助されます。
また生産体制ができあがれば、他国で発生するなどしたウイルス株を入手してから半年間で最低で1億3千万人分のワクチンが生産できるとのことです。
ワクチン不足でパニックとなった昨年の教訓が、生かされた好事例ではないでしょうか。
(2011/8/20 9:43)