国民年金保険料の後払い期間が、10年に延長されます。
改正国民年金法などが4日の衆院本会議で、与野党の賛成多数で可決、成立しました。
先日より、当ブログでご紹介した改正法案が可決した模様です。
未納となっている国民年金保険料を後払いできる期間を、現行の2年から10年に延長することが柱で、来年10月から実施する予定です。
改正法は、無年金の人を減らし、老後の年金額を増やしやすくする狙いです。
3年間の特例で、後払い期間を延長し、他には年金額を上乗せする国民年金基金への加入が65歳まで可能になるものです。
また、企業年金の一つ確定拠出年金は、加入できる年齢を60歳から65歳に引き上げ、会社側による運用資金に従業員本人も掛け金を上乗せできるようになります。
いくら遡りや期間延長で保険料が納められるようになったところで、「年金不信」が払しょくされないことには、大切なお金を納める人はいません。
お金を集めることばかり決めないで、国民が一番知りたいことは、「制度自体が万全で透明性があることであり、何歳から、いくらもらえるのか」だと思います。
国民視点に立って、改正してもらいたいです。
(2011/8/5 10:31)