政府は、本日7月1日より「電力使用制限令」を発動し、電気の使用量に規制をかけます。
石油危機以来37年ぶりです。
今夏の電力危機を避けるため、政府は本日午前9時、東京電力と東北電力の管内で、電気事業法に基づく「電力使用制限令」を発動しました。
制限令発動は第1次石油危機の1974年以来となる37年ぶりです。
契約電力が500キロワット以上の大口需要家が対象で、最大電力を昨夏のピークと比べて15%減らすことを義務づけているものです。
故意に違反すると、100万円以下の罰金が科せられます。
制限を受けるのは、大規模な工場や商業施設、オフィスビルで、
時間帯は平日の午前9時~午後8時の間です。
病院や鉄道、震災被災地の公共機関などは、削減率を緩めたり、対象から外したりしています。
政府は、制限令の対象ではない中小企業や家庭には、15%削減の「節電目標」を設けています。
電力の使用量は、大口需要家と中小企業などの小口需要家、一般家庭などの3者でおそよ3の1ずつを占めています。
3者が少しずつ我慢することで、夏を快適に過ごせるのであればみんなでちょっとずつ、我慢しあいましょう。
(2011/7/1 10:31)