4月の企業倒産件数は前年比、6.7%減となりました。
東京商工リサーチが12日発表した4月の企業倒産件数(負債額1000万円以上)は、前年同月比6.7%減の1076件でした。
21カ月連続のマイナスとなりました。
これは中小企業に対する政府の金融支援の効果と推測されます。
ただ、東日本大震災の関連倒産が3月の8件から25件に拡大し、5月も11日現在で既に13件と増加傾向を示しています。
震災関連の経営破綻は、倒産手続き準備中などの「実質破綻」を含めると、同日までに計86件あり、実際はもっと多いものと見られています。
商工リサーチは「原発事故や過剰な消費自粛、風評被害など想定外の事態もあり、被災地以外でも倒産が多発している」としています。
負債額が1000万円以上の企業数ですので、負債の無い企業や、負債額がもっと少ない企業をあわせると、膨大な倒産件数があると見られます。
特例措置にて救済して、今後の復興の望みにしてほしいものです。
(2011/05/12 16:46)